SPECIAL CONTENTS for 2021

北ガス社員による「座談会」「対談」の様子をお伝えします。

PAIR TALK

さまざまな職種 ペアトーク

理系エンジニア ペアトーク

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北ガスのエンジニアとして取り組んでいること、目指していること

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    峠 幸寛

    2013年入社。新潟県出身で大学から北海道。機械系専攻。マンションの新築工事におけるガス機器の施工管理、石狩発電所の建設などに携わり、現在は新社屋地下にある札幌発電所の運用のほか、クラウド活用やIoT開発業務を担当。2児のパパ。育休経験者。

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    齊藤 圭司

    2014年入社。北海道出身で道内大学情報系専攻。2016年より一般家庭向けに始まった「北ガスの電気」事業の立ち上げに従事。現在は、北ガス版HEMS「EMINEL」の開発運用や種々のデータ解析、新サービスの企画検討業務を担当。1児のパパ。

目次
Topic:1

理系エンジニアとしての取り組みと現在地

齊藤 齊藤

僕が現在取り組んでいる業務は、大きく3つですね。

一つ目は『EMINEL(エミネル)』の開発や運用。

EMINELは2018年にリリースしていますが、現在もより良いシステムにしていくために改良、改善を重ねている段階です。

二つ目はEMINELを通じてお客さまの暮らしをより良くするための新サービスの検討をしております。

EMINELの詳しい説明はこちら

峠

新サービスの検討って面白そうですね! エネルギーを切り口に考えるんですか?

齊藤 齊藤

実は、エネルギーに直結しないサービスでも良いと考えています。

そして三つ目は、データ分析です。

ガスや電気の使用量など北ガスが持つ様々なエネルギーデータを活用した新しい取り組みやサービスの改善を検討しています。

試行錯誤的に新しいことに取り組むことができる業務が多いので、それが楽しいと感じています。

峠

学生時代から「数字(データ)」を扱うことが多かったと思うけど、業務としてデータに触れるというのは、どんな感覚? 学生時代との感覚の違いってある?

齊藤 齊藤

学生時代には、「ある程度見えている結果」を導くために「アルゴリズムを再現しよう」という場面が大半でした。けれども、会社に入ってからはゼロから考えることが多く、「こういう答えが出てくるのかな?」という仮説を組み立ててからデータを扱うことが学生時代以上に大切と感じました。

正解が一つではない世界ですし、誰でも同じ答えに辿り着くかというと、そういうことでもありません。自分の色が出てくる世界だと思います。そういうところに、やりがいを感じますね。

峠さんは、どうですか?

峠

僕の業務は、2019年7月から運用を開始した「札幌発電所」の運用が主です。

設計、建設、運用という一連の流れ全てに携わってきました。それがすごく面白くて。

発電所をつくるチャンスなんてなかなかないからこそ、自分のこだわりをとことんぶつけていきました。

齊藤 齊藤

こだわりって言うと、たとえば?

峠

監視システム画面でいうと、運用面から1枚の画面だけで監視できるようにしたくて、メーカーとの折衝を重ねました。

そうしてこだわった部分に、運用担当者からも「この画面、使いやすいですね」という声をもらうとやりがい感じますね。

齊藤 齊藤

今やっていることは、峠さんが大学時代に取り組んでいたことと、関連がある分野なんですか?

峠

僕は機械系だったので、CAD図面を学生時代から扱ってきました。専攻はエンジンだったのですが、それが入社後は建物や配管なども扱うようになりました。

発電所の場合、設計図面を読めるようになっていたのは、非常に役に立ちました。

齊藤 齊藤

学生時代の経験から抵抗感が少なかったわけですね。

峠

ただ、電気に関しては、ほぼ会社に入ってから勉強して得た知識なんですよ。

でも、やっぱりハードウエアを理解するという面には、大学時代の勉強が生きています。特に材料系や機械工学の勉強ですね。

たとえば、発電所をモノ(ハード)としてイメージするという意味では、大学時代の勉強が下地として、導入として役立ったと思います。

齊藤 齊藤

会社に入ってからも「勉強」を続けているんですね?

峠さんにはお子様もいらっしゃって、子育てにも取り組んでいますよね。いつ勉強しているのでしょうか?

峠

基本は、朝ですね。

家族がまだ寝静まっている間、早朝に起き出して、毎日15分は「勉強」するようにしています。コツコツです。

齊藤 齊藤

なるほど!

峠

発電所以外には、IoTとクラウドを使った新しいサービスの創造にも取り組んでいます。

ほとんどゼロからプログラミング、機器やクラウドの使い方を学んでます。スマートフォンなどのデバイス上で既に実現されているサービスを、自作で「どこまでできるか?」ということを知りたかったんですよね。

齊藤 齊藤

そのエピソード、社内で聞いたことがあります。

「やってみたい」という有志の活動が始まりで、そこから予算を勝ちとったと聞いています。

峠

当初は趣味のサークル活動として始めて「プログラムで業務改善をやってみよう」という話になったんですね。

その後2、3ヶ月経って成果が現れ始めたとき上司から、
「会社にとって必要な技術だから会社として予算を充てる。そのまま業務として続けてほしい」と。

そこで企画書を書き、2019年10月から業務として体系化されました。

努力次第で、「やりたいことが業務になっていく」ということを、経験でき、自信になりましたね。

齊藤 齊藤

それを現実のものにしたことには、すごいなと思うばかりです!

Topic:2

理系エンジニアが描く北ガスの未来像

峠

プログラムの業務でわからないことに直面したときは特に、「IoT技術の最先端にいる人たちは、世界で活躍する人材であるため、北海道には来られないのではないだろうか?」と思ってしまいます。

だとしたら、「自分たちで技術を持ち、北海道でつくった技術を北海道で使っていくのが最善だ」と。

「技術の地産地消」ですね。今後北ガスが実践していけたら良いなと。

齊藤 齊藤

技術の地産地消。ぜひ、実現させたいですね!

僕も北海道が好きなので、北海道を盛り上げたい気持ちがあります。

峠

信念はそこにあるんです。

北ガスとしては、今はガスと電力の供給がメインですが、そこに付随する技術を活用し、お客さまのニーズに対し、コストを抑えつつより良いものを提供できるようにしたい。

このスピード感を上げていけば、北ガスはより強い「総合エネルギーサービス事業」を実現していけます。

齊藤 齊藤

北ガスは「何かに特化する」のではなく、幅広く挑戦していることが、強みでもある。たとえばEMINELも、開発しながら現場に赴いて設置まで行うから、お客さまの声を直接聞いています。

だからこそ「こうした事例があったから、こうしてみよう」「現場で大変だから、ここを改善しよう」といった発想が生まれ、全体を俯瞰しながら、肌感覚として「先読み」ができる。それが北ガスの強みであると思うんです。

むしろ、そうした取り組みを続けていかないと、生き残れないかもしれませんよね。

峠

EMINELもリリースから時間が経って、今まで見えていなかったことが見え始めてきているのでは?

齊藤 齊藤

今、データ解析の真っ最中ですが、新たな考えがどんどん浮かんできますね。

EMINELには、人感センサーが備わっています。「人が居る・居ない」というデータを、見守りサービスと繋げられないか? あるいは、宅配サービスにも応用し、再配達を減らすことができます。これは、EMINELを軸に、「社会問題も解決していけないだろうか?」といった取り組みにもなりますね。

峠

そうした考えや取り組みを進めていくうえで、どんな課題や悩みが出てくるもの?

齊藤 齊藤

それらのサービスは果たして「北ガスとして提供する必要があるのか?」だとか、「別の分野や企業がアプローチしたほうが、より良いサービスになるのではないか?」といった疑問に直面することですね。

お客さまに「北ガスで良かった」と思っていただくサービスにするにはどうすべきか簡単には思い浮かばないですね。

峠

「エネルギーに付加価値を与える」と考えてしまうと、どうしても限界が生まれてくると思う。

それなら、「エネルギーを付加価値にする」くらいの勢いで、新しい何かを創造することが、今後は必要なのだと思うな。エネルギーを飛び越えたサービスをね。

Topic:3

学生時代の経験、そして異動がエンジニアとしての幅を広げてくれる

齊藤 齊藤

僕は最初の配属先が電力事業の立上げに関わる部署でしたが、実は大学時代の研究も電気に関わるもので、「発電機起動停止計画問題」に取り組んでいました。

最も経済的な発電計画となるよう、「メタヒューリスティクス」な手法などにより最適化します。「誤差範囲の可能性」という制約から、柔軟性の高い発電機を何台稼働させるかとといった計画を立てます。

電力事業の業務でも、どうように制約を考えて最適な計画を立てるというところで、本質的な部分は研究テーマと同じだと考えています。

うまく伝わっています?

峠

・・・同じ会社なのかわからなくなるくらい難しいね(笑)

齊藤 齊藤

説明悪くすみません(笑)。

でも、大学時代や入社後に電気に関わってきたことは、今の部署でも活かされていますね。

これまでの経験から「電気の原価」がある程度わかるので、お客さまがより経済的に電気を使える仕組みも考えたいですね。エネルギーの上流と下流、つまり供給側と使用側の両方を理解できているのは、これまでの経験のおかげですね。

峠

それって、何か「北ガスっぽい」よね!

北ガスだからこそのお客さま件数と発電所のバランスがあって、コストなどを平準化したときにメリットを出しやすい。

新しい「エネルギーとの向き合い方」という意味で、包括して理解しながら取り組んでいけるというのは、北ガスならではなのかなと思う。

齊藤 齊藤

「VPP(バーチャルパワープラント/仮想発電所)」といわれる取り組みもありますよね。

峠さんが取り組んでいる発電所はもちろん、お客さまの持つガス発電機なども含めた個別の発電からの電気を集約して電気事業に活かす。それぞれの事業や取組間の繋がりがこれから重要になるでしょうね。

たとえば今日も、普段やっていることは全然違う峠さんと僕が話していますが、「発電所とEMINELを繋げるきっかけの一つ」ですよね。

こうした各分野の繋がりが生まれやすい北ガスの環境、とても良いと思っています。

峠

その通りだね。

僕は最初の配属先が、分譲マンションの建設時にガス設備の設置工事を現場監理する部署だったから、上流側で少しの設計変更があったときに、下流側では大きな問題になって現場の職人さんが非常に苦労することが身にしみてわかっていた。

そこで発電所の建設のときには、わからないこと、あやふやな部分があれば事前に全部確認することを心掛けた。曖昧さが1個でも残っていたら、それが下流で大きな問題になることは目に見えているので。

新しいサービスなどを創造するときも、同じことだと思う。「現場ではどうだろう?」という視点を持つことの大切さを感じる。

齊藤 齊藤

現場で得た経験を発電所建設で活かせるような横断的な経験は、僕たちの強みですよね。

峠

そうだね。

それに、自分が納得できるまで業務を追える会社だし、追いたいと思う自分がいる。

そこまでやってこそ、お客さまの満足度を上げられるのかな、とも思う。

齊藤 齊藤

そうですね、広く巻き込んで好きなだけ突き詰められますね。

あと、異動に関して思うこととして、北ガスの場合は技術系社員も総合職として、さまざまな部署を経験しますが、僕の場合は、一つのことを「ずっとやり続けたい」というタイプではないので、北ガスは肌に合っています。

技術以外の知識を身に着けた上で技術的な業務に臨むと、視野が広がって楽しいですね。せっかくなので簿記2級の資格も取りました(笑)。

峠

幅広いな、すごいね!

齊藤 齊藤

資格の有無は別にして、会社では「こういう会計になっている」ということを知れば、「会計上の数値と実力的な数値」という視点を持つことができます。

電力事業に取り組んでいたときは事業全体の収益も見ていましたから、例えば新サービス検討の際にも事業性を特に意識しながら企画ができます。これは、自分の強みにもなっています。

峠

そういう視点は重要だし、必要な場面は多いと思うな。

齊藤 齊藤

様々な側面で物事を考えることは重要ですよね。僕はちょっと悩みすぎて時間がかかる時もありますけどね(笑)

峠さんなら、迅速に「芯を捉えた企画にできる」というイメージあります。

峠

僕は、すぐに踏み出してしまうタイプだね。一歩目を踏み出す瞬間というのは、自分の中でやる気が高まっているタイミングでもあるので。知らないで居るよりは知りたいんだよね。知ったうえで深めていくと「この仕事とこの仕事って繋がるんじゃないかな?」とかヒントがみつかる。

たとえば「プログラムで業務改善」にしても、プログラミングの技術だけを磨いても「幅」というか「スケール」が出ない。

いろんな部署に異動して様々な経験をすること、新しいものに触れ続けることで、これまでとは異なるアウトプットができるようになるのではないかな。

齊藤 齊藤

そうですよね。

他部署に異動したり、あるいは他部署から異動してきた人と接することで、自分自身の「幅」も広げられると思います。

たとえば北ガスでも「文系が多い職場」「理系が多い職場」がありますよね。もちろん本人の特性・適性を活かす前提かもしれませんが、文系が多い職場にも、理系の人も行ったほうが良いと思っています。もちろんその逆もですね。

峠

行ったほうが良いよね!

齊藤 齊藤

たとえば、電力事業など新事業の立上には、それに付随する業務システムをICT部門がメインで開発しますが、各部門に、現場がやりたいことをICT部門とつなげられる人材が居なければ、「思っていたものと違うシステムができて困った」という状況が起こりかねません。

論理的発想や情報解釈の仕方を知っていて、そのうえ現場を熟知している「通訳者」が、各部門や部署、プロジェクト毎に存在している状況が理想と感じています。

対談を終えて

人事グループ:大塚 裕輝

「新しい北ガス」を創り上げるために不可欠な経験を。

学生時代の専攻を専門の企業や部署で活かすことも1つの道。

しかし、当社のように業務幅が広い会社だからこそ、個人が持っている専門的な知識はその人の圧倒的な強みになってきます。

2人の知識も経験も、「新しい北ガス」を創り上げるなかでは必要不可欠なものです。

業務で経験を積みながら、知識のアップデートを続け、総合職として異動で様々な部署で知見を広めるというサイクルの中で、社会人になってからも「学習」がずっと続くということを彼らの話から感じていただけたのではないでしょうか。

100年以上ガス事業だけを行ってきた当社が、電気にも、熱にも、省エネにも取り組んでいる。みなさんが持っている専門的な知識と経験を、ぜひ北ガスの新たな原動力に。

参考情報

より一層、北ガスへのご理解を深めていただくための参考情報です。

北ガス新本社内のオフィス環境、設備などをご紹介いたします

2019年6月、北ガス本社は新社屋へと移転しました。新社屋には「北ガス札幌発電所」を併設し、都心部のエネルギー拠点として地域社会に貢献しています。
もちろん働く環境としても、新社屋は抜群の機能性を発揮。
新社屋移転をきっかけにより一層、次代に応える北ガスグループであり続けていきます。

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