SPECIAL CONTENTS for 2021

北ガス社員による「座談会」「対談」の様子をお伝えします。

TALK SESSION

多様な働き方 座談会

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U・Iターン入社社員座談会

U・Iターン入社を果たした社員に聞く
北海道での就職を選択した理由

北海道へのU・Iターン就職というのも、就職先選びでは選択肢の一つです。そこで実際に経験した社員に、なぜ? どうやって決断を? という部分を中心に語ってもらいました。

(※掲載情報は2020年3月時点の内容です。)

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    村上 友章

    2018年入社。ガス・機器工事の管理監督をメインで行う施工管理グループ所属。埼玉県出身。理系として大学、大学院までの6年間を札幌で過ごした。迷いながらもIターン就職を決意した。

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    鈴木 ゆりあ

    2014年入社。飲食店向けの営業を経て、決算や社内の支払い業務のとりまとめを担当する経理財務グループ。北海道出身。大学時代から東京に行き、文系大学院までの6年間を過ごした後、Uターン入社。

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    下田 剣士

    2018年入社。リビング開発グループで新築戸建の法人営業を担当。大阪府出身。大学時代まで大阪で過ごし、北ガスへはIターン入社。それまで北海道との縁はなかった。

目次
Topic:1

U・Iターン入社社員のプロフィールと、
北海道での就職を決意した理由

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村上 村上

僕は、高校時代まで首都圏で過ごし、大学進学で北海道に来ました。大学、大学院と6年間を北海道で過ごした後に迎えた就活。北海道で就職するか、それとも本州で就職するかは相当悩みましたね。

でも、就活のために埼玉にある実家に戻り、電車に乗って説明会や面接に行っていたんですが、首都圏で、一生住んだり、そこで仕事をするというイメージが湧かなくて。

そういう面においては、北海道は生活しやすく、ストレスフリーであるところが魅力的だなと思い、「北海道の企業がいいな」と言う気持ちが高まっていきました。

鈴木 鈴木

私は北海道出身で、大学、大学院時代を東京で過ごしました。今は経理財務グループで、決算業務などを担当しています。

東京で過ごした大学、大学院には、本当に全国各地から人が集まっていました。専攻柄もあるのですが中でも大学院は、およそ8割が外国人でした。

そのときによく言われたことが、「北海道っていいよね!」「北海道出身でうらやましい」といったこと。北海道を出て、初めて「北海道の良さ」を知った感じです。

あとは2011年の東日本大震災。このような震災がもし北海道で起きたとき、東京にいてテレビで見ているよりは、北海道にいて何か力になれることをするほうが良いと考えました。

私にとっては、この2点が「北海道で就職しよう」と思った理由ですね。

下田 下田

僕は、大学時代までずっと大阪ですごしていました。でも、生活環境などは北海道のほうが良いと知っていましたし、北海道民の人柄も良いと思っていたので。東京とかは、ちょっと冷たいイメージが勝手にあります(笑)。

鈴木 鈴木

でも、就職で初めて北海道に来たんですよね?

下田 下田

旅行では何度か来たことがありました。

北海道の皆さんは大らかというイメージがありますが、それは本当に当てはまっていると思います。実は、大学受験でも札幌に来たことがあるんですけど、いろいろあって受験はせずに帰ったという謎のエピソードがあるんですが(笑)。

そのとき、僕は独りぼっちで寂しかったんですが、帰りに会ったおばちゃんとめちゃめちゃ仲良くなり、その方の家にまで呼んでもらって。

その、優しさに感動しました。

村上 村上

そういう、数回の思い出深い印象が理由?

下田 下田

そのときの印象がやっぱり強いですね(笑)。

でも、真面目な話、就職先を選ぶとき、その土地の人柄の良さで決めるというのもありだなと思っていましたしね。実際就職活動では、北海道から九州まで、全国的に受けていましたから。

全国的に考えていて、その中でもインフラ系の業界に絞っていました。そして、なぜ北海道を選んだかというと、やっぱり人柄の良さ。

鈴木 鈴木

人柄の良さはあるよね。いろんな土地に行ってみても北海道の人柄はよいなと感じることが多いかな。

下田 下田

そうですね。あとは、業界でいうとインフラ系に絞って、最初は電力会社と思っていたんですよね。というのも、本州の家などを考えると「エアコン」がメインですから。

ところが、実際に北海道に来てみると「暖房」への需要が強い。だからエアコンと電気が、必ずしもメインではないという特徴的な土地柄に驚きました。

北海道にしてみると当たり前のことかもしれませんが、僕にしてみると、そこに「新しさ」を感じたわけです。

村上 村上

確かにずっと本州で暮らしていると、北海道の暖房に対するそもそもの考え方も使用量も大きく違うのは結構びっくりしたかもしれない。

下田 下田

そうなんだよね。今、担当している新築戸建て向けの営業では「24時間セントラルヒーティング」というものを扱っているんだけど、「24時間」「セントラルヒーティング」というイメージ、感覚がわからなかったので。だから北ガスに対しては、「新しいな」「ここで何か、ほかでは得られない経験ができるのかも」と感じたことが、縁もゆかりもなかった北海道での就職を、そして就職先として北ガスを選んだ理由です。

村上 村上

まっさらな目で〝北海道〟を見れるのが、U・Iターンの強みかもね。

さっきの話に戻ると、北海道の人は大らかというのは、確かにあるかもね。鈴木さんは、東京でそう感じたことありますか?

鈴木 鈴木

「北海道の大自然の中で、なんか野放しで育ったんだね」と言われたりしたかな(笑)。

下田 下田

のんびりしていておおらかな人が多いかな。北海道では、たとえのんびりしていても「救ってもらえそう」というイメージがあります。

Topic:2

地元ではなかった北海道でも
時間が経つほどに
地元感が芽生えてくるもの

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村上 村上

僕にとって1つの大きなポイントは通勤。高校時代は、往復3時間掛けて通学していた。札幌でも時間が掛かってしまう場所はあるけど、基本的には都心部と生活圏は近いですよね。だから通勤時間も短縮できて、その分、有意義な時間を持てると思った。

そういう意味では、僕は人柄よりも生活環境。

しかもこれは、大学、大学院と、6年間住んでみての感想だから、札幌は僕には合っているなと。

下田 下田

実際に6年住んでそう感じたのは大きいよね。

村上 村上

半年に一度ほど、埼玉の実家に帰っているのですが、満員電車とかを見るたびに「本州就職にしなくて良かった」と思います。向こうで就職している友人と話していても、「僕には、そういう生活はできなかっただろう」と思うんです。

そして、今の僕自身、何の不自由も不満も感じていませんから、余計に「北海道を選んで良かった」と思うのかもしれませんね。

鈴木 鈴木

不自由というか不満というか。それがもしあるとしたら、「電車来るの、遅いなぁ…」と(笑)。どうしても3分に1本くらい来る山手線とかのイメージがありますから。

あとは、東京では1年中スニーカーで過ごせたので、冬、滑って転ぶのが嫌だなとか?

下田 下田

半年間、自転車がお蔵入りしてしまうというのもある。

村上 村上

そうそう! 北海道に来たばかりの頃、それけっこう衝撃的だった。移動の足、どうしょう!? って。

下田 下田

雪は、想像を超えましたね。まだ2年しか経験していませんけど、一晩で歩道が雪に埋もれる衝撃。

そこを除けば、北海道に来てすごく良かったです。

村上 村上

僕には大学時代を過ごした6年間があったから、ある程度は覚悟もしやすかったけど、そういった「基盤」の全く無いところに突然やって来て働くのは、どんな感覚なんだろうと思って。

僕だったら、少しは「地元就職にすれば良かった」と思うのかななんて。全く知らない土地(北海道)に就職して初めて住んで、何ともないもの?

下田 下田

マイナス面を挙げるとしたら、友だちの範囲が極端に狭まることかな。会社の人か、たまたま北海道に流れ着いた友人か。最初はその二択。コミュニティ面では、やっぱり狭いかもしれない。

僕はもともと釣り好きだったから、釣りの世界に何人か会社の人を引っ張り込みました。それはそれで、とても新しくて楽しい。

友だちがいっぱいいなければダメ、という人には厳しい状況かもしれないけど、自分で新たな関係を築いていくことが楽しいと思えれば、それで良いのではないかと思うな。

鈴木 鈴木

北海道民だったとしても、札幌以外が地元の人が札幌で就職したら、同じことが起こると思う。私も地元は札幌ではないから、似たようなものでしたよ。

それと、ちょっと前までは東京に行くと「戻ってきたな」という感覚だったけど、今では「別の街に来た」という感覚になる。

村上 村上

僕も高校時代までは埼玉でしたけど、物心がついて「地元意識」が芽生える年齢などを考えると、「地元で過ごした」と言える期間は8年ほどだと思う。

その後大学で札幌に来て、就職し8年が経ちます。自分の中では、地元感は半々くらい。もちろん埼玉には「育った場所」という特別感はあるけど、今後何年も北海道で働くことを考えたら、体感としては「どちらも地元」。過ごした時間の長さは、あまり関係ないとも感じる。

鈴木 鈴木

高校時代も濃かったかもしれないですけど、大学時代はもっと濃密な時間ですしね。就職してからは、さらにもっと濃密(笑)。

下田 下田

大阪に帰りたいと思ったら、今どきならLCCとか、安く済む手段があるので、ポンと帰ることができるのはすごい。往復1万円台ですから、恋しくなったら一度帰ってみればいいやという感覚で。

鈴木 鈴木

それだとたぶん「道内の地方が地元」という人より、全然早く・安く帰れる(笑)。

Topic:3

取り残されそうという不安や
ネガティブ感覚払拭法、
そして情報収集方法について

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村上 村上

ところで、東京にいて「北海道の会社に就職する」と決めたとき、「少数派になるかも」とか「取り残されるような感覚」にはなりませんでした?

鈴木 鈴木

私は院卒なので、大学(学部)を終えるときに一度、周囲の友人たちの就職活動を見ているわけです。そのとき、「地元に戻って就職する」という友人の言葉に、「もったいないな」と思ったことがありました。

「せっかく東京に来たのに、地元に戻っちゃうの?」と、そのとき一瞬思って。

でもその後、大学院に進学し、地元就職をした友人に会ったところ、すごく生き生きとしていて。ほかにも地元に戻った友人は、皆同じでした。

それで、「地方就職、地元就職って、楽しそうだな」と思った記憶がありますね。

下田 下田

僕の場合、僕と同じ境遇の友人は皆無ですね。縁もゆかりもない北海道に、一人乗り込むみたいな友人はいなかったから(笑)。

でも、地元に帰れば友人がいるし、この日に帰ると伝えておけば、予定を空けて待っていてくれるから、寂しさみたいなことは感じずに済んでいるかな。

村上 村上

正直なところ僕は、少し「取り残される感」や「全国企業ではない会社への就職を目指す少数派」という感覚を覚えていた。

高校時代の友人には、地方企業へ行って就職したという人はいませんでしたし、大学でも、僕と同じ専攻で札幌に残ったのは僕一人だけだと思う。でも、ライフスタイルを重視して、満員電車がない、とか通勤時間が短い、とかそういうメリットを享受できているので良かったです。

鈴木 鈴木

そして、地元に戻ってとか、地方で就職しようという人は、地元や目指す地方、そこの企業のことが「好き」ですよね。だから、そういう道を選ぶのかも。

下田 下田

それにしても、就活をしていた当時、大阪にいて北海道企業の情報を集めるのって、すごく大変だった。大阪でも、大学によっては北海道出身者がそれなりに集まっているところもあったけど、僕がいた大学には、北海道出身者が少なすぎて。

大学のOB名鑑でも探してみたけど、北海道の欄は600ページ中で1ページにも満たない絶望的な状況。

結局、直接の先輩に当たる人はいなかったから、僕は大学第一号だと思う。開拓者になれた(笑)。

村上 村上

そういう状況で、どうやって就職活動を進めたの?

下田 下田

先輩やOBを辿ることはできなかったので、数少ない「説明会」のチャンスを逃さないようにしながらかな。「貴重な」北海道企業が参加する合同企業説明会などに参加して。大阪での開催が無かったら、東京まで行っていた。

そして、興味を持った会社やもっと詳しく話を聞きたいと思った会社には、たとえば採用担当者に「どなたかご紹介いただける方はいませんか?」とお願いする感じで。

村上 村上

足を運んで、興味を持ったら自分から行く、ということを、北海道から九州の企業にまでやっていたの?

下田 下田

そうそう。興味を持ったら、自分から情報を引っ張ってくるしかない。そういうことも考えながら、就活を進めていた。

スケジュールを組むのも難しかったし、1社のためだけに大阪から札幌へ来るお金を掛けるというのももったいないと思ったので、それほど興味が無かった会社の説明会にも参加して、午前、昼、午後みたいな感じでスケジュール組んでいた。

鈴木 鈴木

大学にも、いろんな企業が来ていましたしね。その機会も利用することができました。

私は、わざわざ東京まで出て会社説明会を行う企業は、きっと「積極的に採用を考えてくれているのだろう」と思っていて、あえてそうした企業に的を絞っていた感じでしたね。

村上 村上

大学には、北ガス以外の北海道企業も来ていたのですか?

鈴木 鈴木

来ていました。それ以外にも、大手就職情報会社主催のUターンイベントも多かったですね。

公務員も視野に入れてた時期もありましたし、あとは教員免許を取っていたので、北海道で先生にという考えもありましたね。

下田 下田

大阪の大学、少なくもとも僕の大学では、北海道から来て説明会を行う企業は皆無だったかな。だからLCCを使って、北海道に来て。

そして、そのときはちょっとだけ旅行気分になろうと。

美味しいものだけは絶対食べるようにしていたし、今だから明かせば、温泉を満喫してから説明会に参加したりだとか(笑)。

村上 村上

就活以外で、元をとって帰ろうみたいな! でも、そういう感覚があってもいいよね。帰省がてらとか、ちょっとした旅行がてらとか。

下田 下田

もしかしたら、そのくらいの感覚でいなかったら、大変すぎて参ってしまっていたかもしれない。

村上 村上

暑い中、スーツ着て大荷物で往復数万円。それで、説明会にだけ参加して帰ってくる。

たしかに、続けられないかも(笑)。

鈴木 鈴木

そういえば東京でも、近いことやっていた!

就活では、普段は行かない場所を訪れることも多いから、「ついでに寄り道して帰ろう」みたいな。

下田 下田

そうやって気分転換しながらでなければ、頑張れなかったと思うんですよね。

Topic:4

U・I ターン就職を目指す中で
「良かった」と思ったこと、
U・I ターンの強みとは?

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下田 下田

僕みたいに、縁もゆかりもない場所で就活をすると、絶対に聞かれることが出てきます。「なぜ北海道に?」「どうして当社を?」という二つ。

まず最初に聞かれます。だから、この二つの質問をしっかりクリアできれば、地元の学生よりはハードルが下がって、多少は有利になるのかなと個人的には思います。

村上 村上

「わざわざ受けに来た」というだけで、志望度の高さみたいなアピールにもなるよね。

下田 下田

でも、この「なぜ?」という部分をしっかり突き詰めておかないと、今度は逆に落とされやすいというか。

絶対に聞かれますから!

自分で納得できて、相手にも納得してもらえるようでなければ通じない。

面接にしても、最初の10分で「なぜ?」に答えられれば、残りの時間は何とかなる。これは「Iターン」の強みですね(笑)。

鈴木 鈴木

じゃあ、Uターンの強みって何だろうね。

そう考えてみると、「東京で過ごした時間があった。だから北海道で就職したい」「なるほどわかりました」みたいなところ? そういう理解されやすさかな。

私は東京本社の企業も何社か受けたけど、特段の志望理由を見つけにくかったというか、志望動機が弱いということが自分でもわかって。

そうして、やっぱり「北海道企業に就職したい」という気持ちが強まっていったのかもしれない。

村上 村上

Uターンの強みとしては、鈴木さんのように「比較」ができるところかもしれませんね。

たとえば、ずっと札幌に住んでいて「やっぱり札幌がいいです」というのと、数年で良いので、ほかの場所に住んだことがあって「札幌がいい」と言うのとでは、説得力が違う。

下田 下田

経験を積んでいたとしたら、話しやすいですしね。それが、「何となく北海道で…」だと理由にならない。

だから僕は、「なぜ?」の部分を考えた。「どうして北海道?」と突き詰めて考えることは、自分を知る機会、自己分析にもなる。良い経験だったと思う。

村上 村上

例えば、「ずっと住んでいたから、北海道の御社を受けます」というよりは、こうした経験があって、こことここを比べてみた結果、「こっちのほうが僕に合っている。だから御社を受けます」みたいな感じのほうが、遙かに説得力がある。

そういう論理というか、そうした組み立てが可能なところに「U・Iターンの強み」があるのかな。

とっくに就活は終わっていますが、今、まさに今そう思いました(笑)。

座談会を終えて

人事グループ:大塚 裕輝

「北ガスらしくない発想」を生み出す原動力になるかもしれません。

社名から、地元出身者や地元大学出身者しかいないと思われがちな北ガスですが、最近の若手社員では、U/Iターン社員も多くの部署で活躍しています。

一度地元を離れたから見えたもの。
学生生活を過ごした場所だから聞けるもの。
はじめて来た土地だから感じられるもの。

自由化で、いかに「北ガスらしくない発想」ができるかが求められている時代において、彼らの多様な経験や価値観は、これからの北ガスを動かす大きな原動力になることは間違いありません。

参考情報

より一層、北ガスへのご理解を深めていただくための参考情報です。

北ガス新本社内のオフィス環境、設備などをご紹介いたします

2019年6月、北ガス本社は新社屋へと移転しました。新社屋には「北ガス札幌発電所」を併設し、都心部のエネルギー拠点として地域社会に貢献しています。
もちろん働く環境としても、新社屋は抜群の機能性を発揮。
新社屋移転をきっかけにより一層、次代に応える北ガスグループであり続けていきます。

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